うーん 自分の身辺整理をしよう、終活とやらを始めてみようと思って、色々調べてはじめて思ったこと。それは自分の意志をどうやって伝えるのが良いのだろうか、ということでした。

 妻や夫、子供や孫、兄弟がいて、関係が良ければもちろん、親しい人に話しておくのが良いとは思います。ですが、必ずしも配偶者の方があとに残るとも限りませんし、子や孫、兄弟、親戚が近くにいるとも限りません。

 しかも、自分が死んだらなどというデリケートな話を、何時間もかけてしっかりと話し合うのはなかなか難しいことも多いでしょう。せいぜい、通帳と印鑑は箪笥の一番下の引き出しに入っているからね、と伝えることくらいかもしれません。

 そして、私自身も可能性が十分にあるのですが、独り身の場合はこの「自分の意志を伝える方法」を考えておかなければいけません。

遺書とか遺言書

 遺書とか遺言書とかという言葉は、穏やかではありませんね。自分の遺書ならともかく、奥さんや旦那さんの遺書、父親や母親の遺書とか、他人の遺書というのは、ちょっと抵抗があるのではないでしょうか。

 そうはいっても、遺書や遺言書というのも、自分の意志を伝える一つの手段です。「遺書」と「遺言書」は違います

 遺書は「かきおき」であって、多くの場合は感謝の言葉、逆に恨みつらみなどが書かれていることが多く、何を書いてもいいですし、書き方に決まりはありません。それに対して、遺言書は法的な要件を満たした書式で書かれたもので、法的な拘束力を持つものを言います。

 となっていますが、書き方によっては法的な拘束力を持つ遺書もありますし、自分で遺言書というタイトルだけ書いて、まったく法的要件を満たしていない書き方をしたものは当然、法的拘束力はありません。

 ある程度の財産があるならば、きちんと行政書士にお願いして「遺言書」を作っておくのは大事な「身辺整理」の一つです。

エンディングノート

 ノート エンディングノートとかメッセージノートと呼ばれるノートがあります。近頃では、「終活」という言葉と一緒に広くひろまっていますね。

 エンディングノートとは、自分史、大切な人へのメッセージ、介護や告知延命治療、献体などについてや、保険、遺品の整理、葬儀やお墓、飼っているペットについてなど、ありとあらゆることを書いておくノートです。

 もちろん、相続や財産分与のことも書けます。自由になんでも書くことができるのですが、エンディングノートに法的拘束力はありません

 骨肉の争いがおきるくらいの財産がある方は、やはり法的拘束力にある遺言書を作るべきだとは思いますが、その前に自分の頭の中で色々なことを整理するという意味で、エンディングノートを書いてみるのもいいかもしれません。

 私は、争いがおこるほどの財産もないので、エンディングノートはとても丁度いいと思っています。自分の部屋の見えるところに「遺書」が置いてあるのは、ちょっとどうかと思いますが、テーブルの上に「エンディングノート」が置いてあってもいいんじゃないかと思っています。

 「自分の意志」を見つけてもらういい方法で、身辺整理、終活を具体的に始めるきっかけになるものだと思います。